概   要数寄屋普請の基本は、丸太を選び、適材適所に使うこと、そして厳密には一本として太さも形も同じものはない丸太に、墨付けをし加工して水平垂直の組み立てをする技術にあります。さらに茶室では、細い丸太を好むため壁も薄くなります。このような困難な条件の中で強固な建築を組み立てる数寄屋大工の仕事について名工との対談を通して解説していただきます。
日   時2月7日(土) 13:00~16:00
基調講演中村昌生(京都工芸繊維大学名誉教授、福井工業大学名誉教授)
対   談中村 昌生×升田 志郎(大工棟梁・中村外二工務店・平成26年度厚生労働大臣表彰受賞)
会   場竹中大工道具館1Fホール
定   員先着200名(無料・申込不要)※常設展見学は別途入館料が必要
主   催公益財団法人竹中大工道具館、一般社団法人伝統を未来へつなげる会
講師プロフィール
中村 昌生(なかむら まさお)
1927年生まれ。京都工芸繊維大学名誉教授。福井工業大学名誉教授。長年にわたり、茶室や数寄屋建築の研究・創作を続ける。日本建築学会賞、圓山文化賞、京都府文化特別功労賞など受賞。また同志と京都伝統建築技術協会を設立、理事長を務める。著書に『茶の建築』、『京の町屋』、『茶匠と建築』、『数寄屋古典集成』等がある。
Web_講演会真行草_中村
升田 志郎(ますだ しろう)
1951年京都市生まれ。67年、数寄屋の名工として知られる中村外二棟梁に弟子入り。京都の様々な数寄屋師の技術を吸収し、25歳のときから大工世話役(棟梁)として茶室の墨付を任され、現在に至る。2014年、厚生労働省「現代の名工」を受賞。代表作に京都迎賓館主賓室座敷、中里太郎右衛門茶室、小松市仙叟屋敷・玄庵等がある。
Web_講演会真行草_升田
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