竹中大工道具館

広鑿|左久弘

久弘は明治維新後に鑿鍛冶になった刀匠清弘の弟子。明治30年頃に東京・本所で開業した。借金の担保に久弘の銘を取られたため、瓢箪の中に左文字の久弘を入れた有名な刻印を使うようになった。鋼の焼き入れと地金への付けが見事である。

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