名を許す |
鳥滸布(おこがましく)ながら 御上京お土産として右名進らせ候 これは東京の道具鍛冶の名匠・初代千代鶴是秀師(明治7年生・昭和32年没)から、三木の鉋鍛冶・千代鶴貞秀さんへ送られた免許皆伝書ともいうべき「千代鶴」銘を許された証書である。 |
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この読み物は、当館の開館1年前(1983年)に大工道具館設立の意義を広く伝えることを目的に、元副館長・嘉来國夫ならびに元館長補佐・西村治一郎の2名が主となり、「道具・よもやま話」と題して竹中工務店社報(1983年発行)に連載したものを、改めてここに転載したものです。20年以上前の記述のため、古くなった内容もございますがご容赦下さい。 |