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日時:2010年7月31日(土)、8月28日(土)各日とも13:30〜15:00
場所:展示会場内特別スペ-ス
講師:北村智則(当館技能員)
巡回展[棟梁-堂宮大工の世界-]のイベントの一つ、「堂宮大工の技」実演・体験教室を展示会場内に特別スペ-スを設け、2回にわたり開催しました。東京会場と同様、講師は堂宮大工で当館の技能員、北村です。
体験教室が始まる10分前にすでに大勢の方々が足を運んで下さいました。
まずは鉋の歴史を簡単に説明、続いて実演が行われました。
実演に使用された鉋は、今も広く使われる台鉋と台鉋が使われる以前に使用されていたヤリガンナです。
次に台鉋で様々な木を削り、薄くて長い鉋屑でそれぞれ異なる木の香りを楽しんで頂きました。
また日本の台鉋以外にもヨーロッパとアジアの台鉋を紹介しました。
日本の台鉋は自分の手前に引くのに対し、海外の台鉋は押して使います。写真でもわかるように海外の台鉋には押す時に力が入るよう取っ手が付いてます。
最後に丸柱の鉋削り(内丸鉋)です。堂宮大工の特徴の一つに丸い柱を扱うことが挙げられます。柱が丸いので、それを削る鉋の台も柱の曲面に合わせて台の下端が内側に湾曲してます。丸い柱は八角→十六角→三十二角→六十四角にして最後に内丸鉋で丸くしていきます。
実演の後、直接道具を手に取って頂き、皆さんお好きなコーナーで実際に体験して頂きました。
台鉋で仕上げた表面のなめらかさに声をあげておられたり、台鉋削りをはじめ、普段あまり見ることができないヤリガンナの削り体験、丸柱の鉋削り体験、海外の台鉋削りなど体験など、道具使いの楽しさや難しさ、そして堂宮大工の技が良くわかると大変好評でした。
北海道ではこうした体験教室が少ないとのこともあって多くの方々が参加して下さり、ぜひまたやって下さいとの声を頂きました。またお手伝いをして下さった削ろう会の東勝利さん、山口博之さん(左写真)には大変お世話になりました。
ご参加の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。
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