みどころ

現在開催中の札幌会場の様子を写真で紹介します。

神戸会場では1階と地下1階の2会場で棟梁展を開催しています。
まず、館内に入ると大きな石上寺の模型と唐招提寺金堂斗供の原寸大模型が皆様をお迎えします。
1階の第1会場では、西岡常一棟梁が愛用された道具類や、薬師寺東塔の実測結果などを書き記した技術ノート、口伝書などを展示しています。
西岡棟梁の技術ノートの複製を受付にてご用意しております。もしじっくりご覧になりたい方がおられましたら、受付までお申し出ください。
唐招提寺金堂斗供の模型は、会場の天井高の関係もあり、大斗から丸桁までを展示しています。原寸大の斗供をこんなに間近で見られることはほとんどありません。堂宮大工の手がける木太い大型建築のスケールを肌で感じていただける展示になっています。
第2会場では、「刻み」「木組み」「式祭」コーナーを展示しています。
巨大なベニヤに描かれた原寸図や型板、丸柱の製作工程など、こちらでも堂宮大工の仕事のスケールの大きさを体感していただけます。
第2会場隣のビデオライブラリーでは「堂宮大工-棟梁の世界-」、「唐招提寺 金堂平成大修理の記録集」、「特別史跡 平城宮跡第一次大極殿 復元工事の記録」、「歴史的建造物の復元 蘇る函館奉行所」の4映像作品を上映しています。
今回の会場である竹中大工道具館は、今回の巡回展4会場のうちで一番狭いため、棟梁展の主要な展示物のみご紹介しています。しかし、当館の常設展と合わせてご覧いただくことで、大工道具と、それを扱う大工、そして大工たちを束ねる棟梁の技と心をより深く感じ取っていただけるのではないかと思います。神戸会場にもぜひ足を運んでみてください。